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ジュニアプロコン受賞者・松本さんと協賛企業のヤマハ発動機さんとの意見交換会がありました

先月、今年のジュニアプロコンで【高校生ハード部門】の最優秀賞を受賞された、静岡県立静岡東高校3年生の松本拓真さんが所属する科学部を、協賛企業であるヤマハ発動機さんが訪問、技術交流をされました。
当日、まずは松本さんから受賞作品である「学生向け海洋探査プラットフォーム KUMA・KITAKAMI・OI」について、実機のデモプレイを交えながら紹介していただきました。



松本さんから受賞作品の概要を説明

松本さんは、釣りをしに海へ行くうちに、陸からは見えない海の中について興味が湧き、学生でも安価に海洋調査を行えるように、と本作品の開発を始めたそうです。ソーラーパネルで電源供給しながらカメラやセンサーを積んで海上を自動航行する船体、船体と通信するサーバ、船体とサーバの通信を行うアンテナまで自作しています。船体の制御には、安価なシングルボードコンピュータである「Raspberry Pi」を使い、船体と陸の通信には免許不要の通信方式であるLoRaWANを活用して通信コストを抑えるなどの工夫が凝らされています。

参考)松本さんの受賞作品のデモ動画は「第2回ジュニアプロコンin静岡」のWEBサイト下部に掲載しています。

後半は、ヤマハ発動機 企画・財務本部の海野さんによる企業紹介のあと、海洋調査の最先端での取り組み事例として、マリン事業本部の進藤さんから、超広域高速海底マッピング技術を競う国際コンペティション「Shell Ocean Discovery XPRIZE」で準優勝を果たした「Team KUROSHIO」について紹介があり、学生からの質問に答えていただきました。

進藤さんからTeam KUROSHIOについて説明

参考)「ヤマハ発動機が参画・支援する「Team KUROSHIO(チームクロシオ)」が自律型海中探査ロボットを用いた深海海底マッピングの精度やスピードを競う国際コンペティションで準優勝!」(ヤマハ発動機2019.6.5)

ジュニアプロコンをきっかけに、素晴らしい出会いが生まれています。

静岡東高校科学部と先生方、ヤマハ発動機の方々*撮影時に限りマスクをはずしております